こんにちは、安東です。




このようなご質問をいただくことがあります。
結論からいえば、絶対に緊急事態に備えるお金は貯金で用意しておいてください。
この記事では、緊急事態に備えるための資金は貯金で用意しておくべき理由について解説します。
これを知っておかないと、万が一のことがあったときに大変なことになるので、絶対におさえておきましょう!
「投資」と「貯金」ってどう違うの?
本題に入る前に、先に「投資」と「貯金」の違いについて簡単に説明しておきます。
投資とは?
投資とは利益を得る目的でリスクをとってお金を使うことです。
例えば、株式や投資信託、不動産などにお金を使うことが挙げられます。
投資をすると、自分が働かなくても利益を得る可能性があることがメリットの一つです。一方で、利益を得るためにはリスクをとる必要があるため、お金が減ることもあります。
また投資したお金を現金に換えるためには、一旦投資をして買った株や投資信託、不動産などを売る必要があるため、すぐに現金を手にすることができないというデメリットもあります。
貯金とは?
貯金とはお金を銀行や郵便局などの金融機関に預けることです。
金融機関にお金を預けるため、いつでもお金を引き出すことができます。また、金融機関はセキュリティがしっかりしているので、私たちが家にお金を置いておくよりも、お金が安全に守られるというメリットもあります。
一方で、お金が増えづらかったり、場合によっては引き出すときに手数料が必要になるというデメリットもあります。
まとめると、投資とは、「リスクをとってお金を増やす」ということです。また、貯金は「お金を安全に金融機関に預けておく」ということです。
投資と貯金では「流動性」が違う!
他にも投資と貯金には色々細かな違いがありますが、ここで注目してほしいのは流動性の違いです。



と、思うかもしれませんが、安心してください。
簡単に説明すると、流動性というのは「すぐに現金に変えられるかどうか」のことを言います。
例えば、500万円の貯金と、500万円の不動産の流動性の違いを考えてみましょう。500万円の貯金でしたら、ATMにいったり、銀行に行けばすぐに現金を手にすることができますよね。このように、すぐに現金が手にしやすいものを、流動性が良い、流動性が高いと言います。
一方、不動産はどうでしょうか?
500万円の不動産があったとしても、すぐに現金を得ることができませんよね。500万円の不動産をまずは売るために、不動産屋さんに行って、そして500万円で買う人が出てくるのを待ち、そして実際に土地を売るための契約書を結び、そして、実際に売る契約が成立して、相手からお金が振り込まれます。そして、やっと現金を手にすることができますよね。
このように、投資と貯金では「すぐにお金に換えられるかどうか」という点で違いがあります。
今回は不動産の例を用いましたが、株も投資信託の場合も同じです。
株も投資信託も不動産と同様に、現金に換えるためには、一旦売る必要があり、売れてからやっと現金を手にすることができますよね。
つまり、投資は貯金よりも流動性が悪いと言えます。
この特徴を知っておくと、なぜ緊急用資金に投資が向かないのかが分かります。
投資よりも貯金が緊急事態の備えとしてふさわしい理由
では、いよいよ本題に入りましょう。
なぜ緊急事態に備えるための資金は貯金で用意しておくべきなのでしょうか?
理由は2つあります。
- 貯金は「流動性」が高いから
- 貯金は「変動が少ない」から
一つ一つ説明していきます。
緊急事態に備えるお金に求められるのは「流動性が高い」こと
緊急事態は突然やってきます。
そんなとき、あなたが流動性の低い投資をしていたらどうなるでしょうか?
極端な例を挙げますが、もしあなたが緊急用資金を不動産投資で準備していたとしましょう。
こんなとき、急な医療費が必要になったらどうでしょうか?
マンションはすぐに売却しづらいですよね?
不動産屋さんに頼んで売る手配をして、そして希望額ですぐに買ってくれる人が現われるとも限りません。また、実際に買う人が現われたとしても、その人が実際に契約書を結んでお金を支払うまでには時間がかかります。
このように、流動性が悪いものは緊急事態に備えるお金には向いていないのです。
あるAさんの場合は…
実際にこんなケースを見たことがあります。
Aさんは緊急用のお金を現金で用意していたのですが、「ただお金を置いておくのでしたら、普通貯金よりも金利の高い定期預金が良いですよ。」と勧められ、たくさんのお金を預けていました。
しかし、家族が交通事故に遭って、急にお金が必要になってしまいました。定期預金は途中で解約するとペナルティが発生するケースもあり、元本割れしてしまったのです。
このような事態にならないためにも、緊急事態に備えるお金には「流動性が高い」ものを選ぶ必要があるのです。
緊急事態に備えるお金に求められるのは「変動の少ない」こと
緊急事態に備えるお金に貯金が用いられるもう一つの理由は「変動が少ない」からですね。
「変動が少ない」とは、増えたり減ったりしにくいということです。
例えば、100万円貯金をしたら、一年後にもちゃんと口座には100万円ありますよね?
一方、株で投資をしていた時は、1年後には120万になっているかもしれませんが、80万円になっていることもあります。
もうだいたいお察しがついていると思いますが、緊急用資金は変動が少ないものを選ぶ必要があります。
例えば、リーマンショックなどの大きな不景気が来て、リストラに遭ってしまったとしましょう。
このような時に、緊急用の生活費を貯金を用意しておらず、全て株式投資で準備をしていたらどうなるでしょうか?
リストラに遭ったら、次の就職先が見つかるまでは、失業保険を利用しつつも自分で生活していかなくてはなりませんよね。しかし、いざ現金に換えようと思ったら、不景気で株価が大幅に下がっていて、生活費が足りなくなってしまった…。
こんなことになってしまったら、全然緊急用のお金として機能していませんよね?
一方で、もし緊急用のお金を貯金で持っていたら、どうでしょうか?
リストラに遭ったとしても、






と、少し余裕が生まれますよね。
急な医療費が必要になったり、家族が交通事故に遭って急なお金が必要になったとしても、すぐにお金を準備できます。
これは「いつでも引き出せて」かつ「変動の少ない(減らない)」貯金で緊急用資金を準備をしていたからこそ。
このように、緊急用の資金は流動性と変動の少なさを考慮して、あえて「貯金」で用意する必要があるのです。
まとめ
ここまで、緊急事態に備えるお金は「投資」ではなく「貯金」で用意しておくべき理由について解説してきました。
簡単にまとめておくと、
- 緊急事態に備えるお金は「すぐにお金に換えられる」ことが大事
- 緊急事態に備えるお金は「変動の小ささ」が大事
- 投資は貯金と比べて「すぐにお金に換えにくい」&「変動が大きい」ため、緊急用のお金には向いていない
というわけで、緊急用の資金を準備するときは、絶対に貯金を選択してください。
おまけ



というご質問もよくいただきます。
これについては、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ合わせてお読みください!

