プロフィール

こんにちは、35歳までにお金の不安を無くすFPの安東です。

もともと金融業界に8年ほど身を置いていましたが、本当にお客様のためになる仕事をしたいと思い、利害関係のないフリーのFPとして独立しました。

これまで約300人の方のお金の相談にのり、夢の実現のためのマネープランを立てるお手伝いをしてきました。

今は「お金の問題を解決して自分の人生を生きる人を増やしたい」という思いから、35歳までにお金の不安を無くすお手伝いをしています。

単に「こうしなさい」という答えを教えるのではなく、あなた自身が自分でお金と向き合う方法を理解してもらい、最終的には

「35歳までに毎月●円投資できるようになれば、わたしの将来は大丈夫」

という状態になることをゴールとしています。

なぜ、いま僕がこういうことをしているのかについて、僕の過去について少しだけ語らせてください。

モヤモヤしていた社会人時代の葛藤

「本当にこのままでいいんだろうか?」

大学を卒業して僕はコピー機の研究開発をする仕事に就いていました。

数年続けていたのですが、自分にとっては楽しい仕事とは思えませんでした。

いつも仕事をしながら

「これって、生活のためにしか仕事をしていないよな…」

「自分自身生き生きとした人生を生きていないな…」

「これが60歳まで続くとなると、本当に自分自身納得できるだろうか…」

そんなことばかり考えては、そのアイデアにフタをしていました。

自分自身が考える生き生きとした人生とは一体何なのか?

自分が本当にやりたいと思えるような仕事。

好きだからやろうと思える仕事。

それが生き生きとした人生なのでは?

実は、もともと僕の中では答えが出ていたんです。

父の姿を見て子ども心に感じていたこと

子どもの頃、とても大変そうに働く父の姿を見ていたからです。

いつも父は「仕事は大変だ」「仕事はあまり楽しくない」と言っていました。

でも、家族のために必死に働いていてくれた。

本当に父のことは尊敬も感謝もしています。

ただ、子ども心に、父が家族のために犠牲になって働いているようで、とても見ていて辛かったのです。

父は自分の人生を犠牲にして、生き生きとした人生を送れていないのではないか?

私の眼には、そのように映っていました。

もちろん、家族のために働いている父は素晴らしいですし、本当に感謝しています。

でも、だからこそ、自分は自分でちゃんと納得をして楽しく働く人生にしよう、と考えていました。

しかし、社会人になって数年たった僕は、ふとふり返ってみると、生き生きとした人生とはかけ離れた生活を送っていのです。

会社を辞めることになったきっかけは田邊さんの一言でした

そんなモヤモヤを抱えながら過ごしていた頃。

僕が会社を辞めたきっかけになる出来事がありました。

当時、僕は田邊さんという先輩と一緒にあるプロジェクトを進めることになりました。

田邊さんは見るからにとても楽しそうに仕事をしていて、まさに僕が思い描いている「生き生きとした人生を生きている人」でした。

そんな彼が、コピー機のある部品を設計していた時のこと。

僕の隣の席でなぜかニコニコしているのです。

彼はふいに「よしっ!」と声を上げ、少し興奮した声で僕に話しかけてきました。

「安東!これ見てみ?このモデル美しくない?このシンプルな形でこれまでのデメリットが無くなって、しかも材料費が20%も安くなっているんだよ~!!」

と、満面の笑みで僕に言うのでした。

「なんて楽しそうに仕事をするんだろう」

僕にとっては衝撃的な出来事でした。

このことがきっかけとなって、僕も田邊さんのように生き生きと働きたい!と強く思うようになりました。

でも、今やっていることをいくら頑張っても、成果を出せたとしても、田邊さんのようには今この仕事を楽しめないことも、同時に気づいてしまったのです。

「この会社にいても、ただ単にお金のために働くだけになるんだろうな…」

こうして僕は会社を辞めることにしました。

少し勇気は必要でしたが、それでも後悔はありませんでした。

一発奮起してやってやろう!僕の心は希望に満たされていました。

このときまでは…。

あんどーの暗黒時代

生き生きとした仕事をするんだ!

そう思っていた僕は、まず自分の興味があることを仕事にしようと奮闘しました。

色々なことにもチャレンジしてみました。

キャリア相談、Youtubeをたくさんアップして動画編集をしてみたり、経営者向けのセミナーの手伝いなどなど…。

しかし、結果はご想像のとおりです…。

どれも上手くいきませんでした。

2年ほどそのような生活を続けていると、みるみる貯金が減っていきました。

仕事をしていても、心の中では

「このままでちゃんと生活できるのだろうか」

「将来は大丈夫なのか」

というお金の心配が膨らんでくるのです。

ちょっとした買い物をするときにも「お金が無いから…」と、値段で決めるようになっていました。

こんな生活を続けていると、どんどん日常生活に閉塞感が生まれてくるのです。お金の不安が続くことによって、日常的にもイライラすることが増えてきました。

「本当にこれが自分が望んでいた生き生きとした人生なんだろうか?」

仕事を辞めたときに思い描いていた理想の日々…。

まったくかけ離れた現実がそこにはあったのです。

この失敗から僕は学びました。

お金のことをきちんとしないと、心の余裕が無くなり、お金に支配されてしまう人生になる

こうして僕は、お金のことを深く学んで、お金の悩みから解放されようと思い、金融業界に飛び込むことにしたのです。

幸い2年間のチャレンジの中で生まれたご縁に恵まれて、金融業界へ転職することができました。

畑違いすぎてやっぱり苦労するあんどー

さて、お金のことを深く学ぶために入った金融業界ですが、最初はものすごく苦労しました。

前職ではコピー機の研究開発をしていた普通のエンジニアです。

毎日機械と睨めっこをしていた人間が、金融商品の営業という全く知らない世界に飛び込んだので、最初は右も左も分かりません。

「このままでは埋もれてしまう。まずは知識だけでも絶対に負けないようになろう!」

と決心しました。

営業の仕事の傍ら、有料セミナーや業界の研修に足しげく通いながら、書籍を100冊近く読破してお金の勉強をしました。

寝る間もないくらい忙しい時期でしたが、毎日コピー機の前で実験をしている仕事よりも自分にはとてもやりがいのある仕事だと感じられました。

あんどーの原点。あるお客様からの言葉

特に、今も覚えているのが、ある30代の投資の相談に来たお客様からかけられた言葉です。

彼はこれまで銀行や会社の無料セミナーに出たり、保険の営業マンに投資の相談をした経験がある方でした。

しかし、これまでセミナーや相談で話を聞いても何だかしっくりこず、気が付けば2年間も投資をスタートできていなかったのです。

彼から詳しく話を聞いてみると、投資をすることが何となく必要だということは分かっているものの、貯金をある程度貯めてきた自負があるので、本当に投資をする必要があるのかが分からない、ということで悩んでいました。

この問いに答えを出すのは簡単ではありません。

なぜなら、人それぞれ「生き生きとした人生を送るために必要なお金の量」は違うからです。この問いに答えを出すには、まず彼が将来どのようになりたいのかを真剣に向き合い、考えなければなりません。

「単に増えれば増えるほどイイ」ということでは決してないのです。

そこで僕たちは、ご相談を重ねながら、夢や目標を一緒に考え整理していきました。こうして相談を重ねる中で、どんどん夢や目標がハッキリとしてきました。

そのうえで、

  • 彼の夢や目標を実現するために、どのくらいのお金が必要なのか?
  • その必要なお金を貯めるために、どんな方法が最適なのか?
  • 貯金?投資?もっと別の方法?

僕がこれまで学んできたお金の知識をシェアしながら、彼が頭で理解し、心で納得できるような答えを一緒に見つけ出していきました。

気が付けば、半年近く、将来のなりたい姿や投資のことについて話をしていました。その甲斐あって、彼は無事、納得のいく形で投資をスタートすることができました。

一段落ついたあと、彼が言ってくれた言葉が今でも思い出されます。

「本当に自分にピッタリな投資を見つけることができました。」

「安東さんが居なかったら、一生投資をスタートできなかったと思います。」

本当に嬉しい言葉でした。

今でもその情景がハッキリと目に浮かびます。

僕にとって「生き生きとしたやりがいのある仕事」が見つけられた瞬間でした。

ようやく生き生きと働ける仕事を見つけた僕は、当時いた会社で売上No.1になって表彰されたり、また、金融教育の仕事や講演の仕事も頼まれるようになってきました。

めでたし、めでたし…

ではありませんでした。

本当にお客様のためになっているのだろうか?金融業界の闇に苦しむあんどー

「モヤモヤするなぁ…」

仕事は楽しくできていたのに、以前とは種類の違う「モヤモヤ」が膨らんできてしまったのです。

金融業界に入って数年たった頃。

「そろそろ投資や保険の見直しをしてほしい」と言う声をチラホラいただくようになりました。

転職や結婚を機に、投資を始めた頃とは大きく環境が変わっている方もいました。

もちろん安東としては快くご相談に乗りたい。

ライフプランが変わることは当然あります。

何よりお客様が生き生きとした人生を送るお手伝いにやりがいを感じていたので、困ったことがあればいつでも相談してください!と、そんな心持ちでいました。

しかし…

ズバリいってしまいましょう。

それでは金融業界で食べていくのが難しいのです。

ややこしい話はここではしません。

何が言いたいかというと、この業界で仕事をして食べていくためには、新規の方の力になり続けなければならないシステムになっているということ。

既存のお客様のご相談に乗っても、お金にはなりにくい業界構造になっているのです。

既存のお客様と、今後の見直しについて相談をすればするほど自分自身の生活が苦しくなってくる…。

そうなると、よこしまなアイデアが浮かぶのです…。

黒歴史としてぶっちゃけます。

  • 本来必要がなくても身の入りがいい手数料の高い金融商品を勧めるしかないのか…?
  • 保険の見直しをする必要はほぼ無いのに、見直して手数料を稼ぐしかないのか…?

そんな邪悪な考えが頭の片隅に浮かぶようになってしまったのです。

特に辛かったのが、転職や結婚をしたなど、本来とても嬉しく喜ばしいことなのに、それを純粋に喜べなくなっている自分に気づいたとき。

お客様が生き生きとした人生を送るお手伝いにやりがいを感じていたはずなのに、業界構造によって素直に喜べなくなっている自分がいる…。

こういう状態になると、心から自分がプライドを持って働いているとは思えなくなってしまいました。

そもそも、生き生きとした人生を送りたい、生き生きとした人生を送る人を増やしたい、と思ってこの仕事を続けてきたのに、そのお手伝いを心底喜んでできなくなっている自分を許せなくなっていったのです。

もう金融商品を売るのはやめよう!と決意したあんどー

「本当にこれでいいのか?」

「自分は今、生き生きと働けているのか?」

ふりかえってみると、いつも僕はこの問いと向き合ってきたように思います。

偉そうに聞こえるかもしれません。

「自分に酔っているだけだ。そんなのは贅沢な悩みなんだ。」

そう言われても仕方がないかもしれません。

でも、僕の中では「お客様のお金の問題を解決して、生き生きとした人生を送るお手伝い」が「自分にとっての生き生きとした働き方」であると確信しています。

こうして金融商品を売ることをやめようと決意しました。

新たなチャレンジに歩み出しています

利害関係がなく中立な立場から、お客様のためになるお金の相談に乗りたい。

そもそも、本当にお客様のためになるサービスとはどのようなものだろう?

単にご相談に乗るだけでなく、お客様自身が自分で判断できるだけのお金のリテラシーがあった方がいいのでは?

それなら「お金の教育」と「お金の相談」をセットにしたサービスをしよう。

じっくりお客様と向き合い、お客様自身がお金の知識に強くなるように、一から勉強をしてもらう。きちんとした金融リテラシーをお客様に身につけていただく。

その上で、お客様の生き生きとした人生を送るために必要なお金の量と、それを用意するための最適な方法を一緒に考える相談の機会をつくる。これこそがお客様のためになるサービスだと思う。

この思いをカタチにして始めたのが「ファイナンシャル・デザイン作成プログラム(FDP)」でした。

原点回帰といってもいいかもしれません。

金融業界に入ったばかりの頃、半年かけてじっくりとご相談に乗ってお客様に喜んでいただけたこと。

このときに感じたやりがい。

もう一度、原点に戻ってお客様のためになることをしよう!という思いから、今はこのようなサービスに落ち着きました。

色々な回り道はありましたが、こうして今は金融商品を販売する働き方ではなく、お客様が生き生きとした人生を送るためのツールとして、お金のコンサルティング(FDP)を行っています。

これまでコンサルティングを受けていただいた方からは、このような喜びの声もいただけるようになりました。

リンク

生き生きと自分の人生を生きるお手伝いができていると自負していますし、そのことが自分自身の喜びにもなっています。

実際に、定期的に彼らとお話しする機会がとても楽しみで、人生を好転させていく方々からパワーをもらっています。

こんな人が増えたら良いなぁ…と夢想するあんどー

2024年から新NISAがスタートし「とりあえず投資をしましょう」という風潮を感じずにはいられません。

しかし、本当にそれでいいのでしょうか?

もちろん、投資を始めるのは大切なのですが、ただ単にお金が増えるだけでは、本当の意味でお金の不安や心配は無くならないと思うのです。

それでは本当に生き生きとした人生を送ることができないのでは?

老婆心かもしれませんが、僕は少し心配しています。

心の底から、本当の意味でお金の心配を無くすためには、

  • まずは自分はどうしたいのか?
  • 自分はどのように生きていきたいのか?

という問いに答えを出すことが最初に来なければなりません。そうして初めて、自分にはどれくらいお金が必要なのかが分かるからです。

自分にとって必要な量が分かったら、そのとき初めて「自分にとって必要な金融商品はなんだろう?」「新NISAをどう活用したらいいだろう?」という問いが立つのです。

この順番が大切なのにもかかわらず、単に「新NISAでもっと増やそう!」という発想では、心の底からお金の不安が消えることはありません。

自分がどう生きたいのか?を考えることこそ、自分の人生を生き生きと生きるための第一歩です。

そして、そこにはいつもお金の問題がついて回ります。

将来のお金の不安と向き合い、お金とどう付き合っていくのかを真剣に考える。

具体的な方法を綿密に計画し、実際に実行する。

そのためにできるお手伝いを一人でも多くの人にしてあげたい。

こうしてお金の問題をクリアする人が増えれば、真に生き生きとした人生を送れる人が自ずと増えると信じています。

そんな人を一人でも増やせるように、頑張っていけたらいいなぁと夢想する今日この頃です。

長ったらしい自分語りに最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

あなたとお話しできる機会に恵まれることを楽しみにしています!

資格・経歴

  • 東京大学工学研究科卒業
  • FP2級技能士
  • 証券外務員1級