投資初心者必見!いきなり投資を始める前に知っておきたい投資の種類&制度7選

こんにちは、安東です。

投資について勉強したいけど、初心者はどんな投資を知っておけばよいの?
投資の種類を調べたけど、たくさん種類がありすぎて…
iDeCoや新NISAってどんな投資なの?なんか制度らしいけど、どんな違いが…?

新NISAが始まりましたが、いざ投資を始めようと思っても、なかなか始められないですよね?

でも、きっとその方がいいです。

しっかり勉強してから投資を始めないと損します、本当に

特によくあるのが、営業マンに勧められるがままに保険を契約したり、不動産を買ってしまったりするケース。

本来であれば、別の投資と比較して検討すべきところなのですが、他の投資を知らないからこそ勧められるがままに契約してしまう。

そうやって損をする人をいっぱい見てきました。

そこで、今回はこれから投資を始めたい人が、最低限知っておかなくてはならない投資&制度の種類を7つ紹介します。

これらを押さえておけば、失敗しにくくなりますし、初心者向けの投資についても分かると思います。

では早速いきましょう!

目次

そもそもなぜ7つも紹介するのか?

ここで載せている7つですが、実はすべてが初心者が選択していい投資というわけではありません。

ではなぜ7つも紹介するのか?

大きく理由は2つあります。

  • よく勧められるものなので、リテラシーを高める必要があるから
  • この7つの投資をおさえておけば、人生のどんな場面にでも対応できるから

それぞれ説明していきますね。

理由1:よく勧められるものなので、リテラシーを高める必要があるから

1つ目は、よく勧められるものなので、リテラシーを高める必要があるからです。

要するに、騙されにくくなりますよ、ということ。

普段生活をしていると、たくさんの投資の広告を目にしたり、中には営業を受けることもあると思います。

特に多いのが、保険・不動産・投資信託です。

  • 友人から不動産のセミナーに誘われた
  • 街で呼び止められて、投資信託のセミナーの案内をされた
  • 友人から保険マンを紹介したいと言われた
  • 会社の入口に保険の営業の人がパンフレットとお菓子を持って渡してきた

あなたもこのような不動産投資や保険の営業、投資信託の営業を受けたことがあるかもしれません。

ただ、知ってほしいことがあります。

それはですね。

これらの投資の中には、初心者の方にはおすすめできない投資が含まれていることもあるということ。

ぶっちゃけ、僕なら投資の初心者の方には絶対に案内しないものも、普通に営業されているんですよね。

でも、これから投資を始めようと思っている人だったり、投資の勉強を始めようとしている人には、これを見分けるのが難しい。

しかも、まったく投資の知識がない人からすればめっちゃ魅力的に見えちゃうような営業なんです。

彼らは営業のプロです。僕も金融業界にいたのでその販売戦略やスキームはよく知っています。

よく勉強もせずにいきなり投資を始めて、シャレにならないくらいの大きな失敗をしてしまう方もいます。しかもガチガチに契約書で結ばれているので、辞めたくても辞められない。悲しいですが、投資の世界ってこういう一面もあります。

だからこそ、まずはマネーリテラシーを高めて、よくすすめられる投資だけでも知っておく必要があります。

繰り返しますが、これは自分の身を守るためでもありますから、ぜひ今回紹介する7つの投資については、よく理解しておいてほしいと思います。

理由2:この7つの投資をおさえておけば、人生のどんな場面にでも対応できるから

2つ目は、この7つの投資をおさえておけば、人生のどんな場面にでも対応できるからです。

世の中にはたくさん投資がありますよね。挙げていけばキリがありません。

しかし、この記事で紹介する7つの投資を押さえておけば、すべてを網羅しなくても、大抵のことは何とかなります。

料理するとき、使う道具は包丁、まな板、フライパンなど定番のもので用が足りるのと同じ。

特別な料理を作るのでなければ、エッグセパレーターとか、ミートハンマーとか、サザエ用つぼ焼き取りとか使わないですよね?笑

あなたに特別な目的があれば別ですが、ほとんどの方にとって投資をする目的は、老後資金を準備したい、子どもの大学の資金を用意したい、家族で海外旅行に行くためのお金を作りたい、などです。

これらのお金を準備するためには、何か特殊な投資が必要になるのかというと、そういうわけではないんですよね。

これから紹介する7つの投資を知っておけば、生きていくうえで特に困ることはきっとありません。

逆に言うと、今回紹介をする以外の投資は、仕組みが難しくて分かりづらかったり、そもそもリスクが高すぎたり、初心者には向きません。

ですから、今回紹介をする投資以外のものは、一旦横に置いておいてください。

いつか、投資歴が長くなって投資に慣れ、そのときどうしても興味があれば勉強してみてください。

初心者の方は今回紹介する7つの投資&制度を知っておけば十分です。

初心者が知っておくべき投資&制度7選

さて、前置きが長くなりました。

では、具体的に初心者の方が知っておくべき7つの投資&制度についてシェアしたいと思います。

具体的には、下記の7つです。

  • 株式投資
  • 不動産投資
  • 貯蓄型の保険
  • 投資信託
  • 新NISA
  • 確定拠出年金(iDeCo、企業型DC)
  • 貯金

一つ一つ説明していきます。

株式投資

株式投資とは、会社の株式を買って収益を得る投資法です。

株価上昇による利益を狙って投資をしたり、会社の配当を受け取るために投資を行う人もいます。

特に2024年では、AI関連の株や半導体関連の株価の上昇が著しいというニュースもありましたからね。そういう意味では、会社の株を買って収益を狙うということもイメージが就きやすいと思います。

株式投資を行う上で、注意すべき点は2点あります。

1点目は、まとまったお金が必要になるという点です。基本的に株は100株単位でしか買うことができません。どんな株を買うかによるのですが、基本的には、30万円~100万円程度のお金が必要になります。投資に慣れていない方が最初に投資をする額としては大きいように感じてしまいます。そういう点では、最初に株式投資をするかどうかは考えるべきでしょう。

2点目は、株式投資はリスクが高いという点です。一つの会社にお金を投資するということは、その会社が倒産をしたり、業績が悪くなったりすると、一気に株価が下がることもあります。

中には日本の大企業でも、JALのように株価が0円になったり、東京電力のように著しく下がった例もありますよね。

このように、株式投資は、収益を狙える分かなりリスクが高いということも知っておきましょう。

そのため、このリスクの高さから、個人的にはあまり初心者におすすめしていない投資です。

投資信託のように、株式よりも少額で行えて、かつ、リスクも低い投資法はたくさんあります。

最初に株式投資を選択しようと思っている方は、なぜ、資金が多く必要で、かつ、リスクが高い株式投資を敢えて選択する必要があるのかを、しっかり考えてから行ってください。

不動産投資

不動産投資とは、不動産を買って収益を得る投資法です。不動産価格の上昇による利益を狙って売却をイメージして投資をしたり、家賃収入を得ることを目的にして投資をする人もいます。

特に2023年~2024年では、かなりの東京の不動産価格が上がっていると、ニュースでにぎわっていましたからね。新築のマンションが1億円を超えるということも当たり前になってきました。

さて、不動産投資の特徴は、投資用ローンを組んで不動産を買う仕組みです。投資用ローンを組むことで、自分の手持ち以上の不動産を購入できるため、投資効率が高いというメリットもあります。

実際に、僕のお客様で、あるサラリーマンの方が何年か前に不動産を買って、うまく値上がりしたため売却をして方がいます。その方は、6年で約数百万円の利益が出ました。しかも、自分の手持ちのお金が無くても、お金を借りることによって利益を出しています。

このように、自分の手持ちのお金が無くても、投資用ローンを組んでお金を借りて投資できるのが不動産投資の魅力でもあり、特徴ともいえます。

魅力的に見える不動産投資ですが、この投資も個人的には「最初に行う投資」としては、おすすめしていません。

深入りすると長くなるので、理由についてはまた機会があれば別の記事で紹介します。

貯蓄型の保険

保険の中には、お金を積み立てていき、投資の代わりになるようなものもあります。

とくに有名なのが、ドル建て保険や、変額保険、個人年金保険、というような貯蓄型の保険です。

一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

CMで目にすることがあったり、保険は銀行ですすめられたり、友人から保険マンを紹介されて営業を受けたりして、とても広く受け入れられています。

しかし、注意が必要です。

その理由は、仕組みからして「お金を増やす」という点ではメリットがないからです。

保険は仕組み上、万が一のことがあったらお金が支払われる「保障」がついています。そして、この「保障」があるからこそ、それに対してコストがかかります。

そのため、他の投資と比べてコストがかかっている分、お金を増やすには不利だということを知っておきましょう。

保険はお金を増やすという選択肢の中ではベストではないということを理解しておいてください。

僕自身も、現役世代の方には「保険でなければ嫌だ!」という明確な理由が無ければ、保険でお金を増やすことをおススメしていません。

なお、ここに関してもっと深く知りたい方は、下記のリンクから見てみてください。

投資信託

投資信託とは、私たちのお金を証券会社が集めて、そのお金を投資のプロに運用してもらう投資のことをいいます。ただし、投資のプロに投資をお願いするため、プロに支払う手数料も必要になります。

投資信託の特徴は、少額からスタートできる点です。ここは証券会社によって変わりますが、中には100円から投資をスタートできる証券会社もあるほどです。投資に慣れるまではこのように少額からスタートできるのは初心者にとっては大きな魅力です。

投資に慣れてから、投資額を増やすこともできるため、自分でリスクをコントロールできるのも魅力です。

また、投資信託にはたくさんの種類があるというメリットもあります。2024年現在、投資信託は約5000種あると言われています。その中から自分にピッタリな商品を選べるのです。

例えば、同じ株式型の投資信託でも、ベンチャーの会社ばかりを集めたかなりリスクの高いものもあれば、ある程度リスクを押さえたものもあります。

また、株式型の投資信託だけでなく、債券を中心とした投資信託や、不動産の投資信託もあります。

このように、投資信託にはたくさんの種類があるからこそ、自分に合ったリスクを選択できます

また、それだけでなく、株式投資や不動産投資、債券投資などの様々な投資を選べるため、色々な資産を持つことができます。そのため、リスクの分散ができることも大きなメリットです。

一方で、投資信託にはデメリットもあります。一つは種類が多いため、選ぶのが大変だということです。その場合は、IFAなどの専門家の力を借りる等、工夫をするとよいでしょう。

また、株式投資などと比べると、手数料が多く必要というデメリットもあります。

投資信託には、大きく分けて3つの手数料があります。購入するとき手数料、売るときに必要になる手数料、プロに支払う手数料の3つです。これらのコストがかかってしまうのと、中にはコストが割高な商品もあるので、それらを見分けるのが大変かもしれません。

また、長く続けないと利益が出づらいというデメリットもあります。そのため、途中で売ってしまったり、辞めてしまったりすると、利益を出すのが難しくなります。ある意味、どれだけ長い期間持ち続けることができるのかも大切になる投資です。

他の投資と比べてリスクを選択できると言っても、投資の一つなのでリスクは存在します。是非、ちゃんと仕組みを理解してからスタートするとよいでしょう。

新NISA

新NISAとは、ある条件を満たして投資をすると、税金が非課税になる制度のことです。2024年からスタートし、新NISAで行う投資に関しては、非課税期間が無期限になりました。つまり、新NISAで投資を行うと、利益に応じて支払わなければならない税金が掛からないということです。

いや、この制度、めっちゃ素晴らしいです。

特に非課税期間が無期限ということが本当にすごいです。

例えば、1000万円投資をして、それが30年後に3000万円になってたとします。そのときに、どれくらい税金がかかると思いますか?細かい説明は省きますが、税金は約400万円になります。しかし、新NISAで1000万円投資をして、3000万円になっていたとしたら、税金が0円です。

もちろん、新NISAには細かい条件はありますが、この非課税期間が無期限というのは、本当に画期的なものだと言えます。

これからじっくり投資を行う人は、一度は検討してみるとよいでしょう。

ちなみに、これは個人的な意見なのですが、新NISAは、リスクを自分で選べる仕組みや、税金が少なくなる点などを考えると、他の投資よりもメリットが多いです。何か特別な理由がなければ、他の投資よりも優先度を高くした方が良いです。

詳しい内容については、ここではシェアしませんが、是非、新NISAについては、詳しく学ぶことをオススメします。

確定拠出年金(企業型DC、iDeCoなど)

確定拠出年金とは、ある条件を満たして投資をすると、税金が少なくなる制度を用いた投資信託のことです。普通の投資信託を行うよりも、税金の面でメリットがあるため、投資信託を行うよりも、こちらの方が優先度を高くするといいです。

確定拠出年金での特筆すべきメリットは、行っているだけで毎年所得税や住民税を安くできることです。

ただ単に確定拠出年金の制度を使って投資をしているだけで、所得税や住民税が安くできるのは大きなメリットですよね。

ただし、デメリットも存在します。

確定拠出年金のデメリットは、60歳以降にならないとお金を引き出せない点です。そのため、途中で辞めてお金を引き出したいとなっても、制度として引き出すことができません。そのため、確定拠出年金は、老後資金を作る目的で行いましょう。

なお、個人で確定拠出年金を行う場合をiDeCo、会社の福利厚生の一環として行う場合は企業型DCと呼ばれています。

個人的には、新NISAだけでなく、この確定拠出年金も一緒に行うことをオススメしています。

確定拠出年金と新NISAの違いは、新NISAよりも選べる商品が少ない点や、基本的には60歳まで絶対にお金を降ろせない点、利益に対する税金が少なくなる点(新NISAはそもそも税金が掛かりませんでしたよね)などがありますが、これについてはまた別の記事で紹介したいと思います。

貯金

最後は貯金です。

「貯金って投資なの?」と思われる方もいると思いますが、れっきとした投資の一つです。

なぜなら、貯金にも金利がつくのでお金は増えます。ただし、お金が増えやすい投資ではありません。そういう意味では、お金を守るための投資であり、投資で増やしたお金の避難場所の役割をになっているものといえます。

例えば、投資信託がうまく増えて5000万円まで増えたとしましょう。

仮に老後資金の目標額が4500万円だったとすれば、十分な成果ですよね。

老後まではあと3年。しかし、1年後に大きな不景気になってしまい、5000万円が3000万円になってしまった…。

こういうときはどうすればよかったのでしょうか?

目標額まで達した時点で、投資信託から貯金に変えておけばよかったのです。

貯金はお金が増えないですが、不景気がきたとしても減ったりしません。そのため、貯金はお金を守るという面では必要な手段の一つであり、避難場所としての投資先という意味でこの7つの中に含めています。

まとめ

以上、これから投資を始める方に向けて、絶対に知っておいてほしい投資を7つ紹介しました。もう一度この7つを列挙すると、

  • 株式投資
  • 不動産投資
  • 貯蓄型の保険
  • 投資信託
  • 新NISA
  • 確定拠出年金(iDeCo、企業型DC)
  • 貯金

でしたね。

そして、ポイントは、これらの投資はよく聞くのですが、中にはおすすめではない投資もあるのが事実です。

そういう意味では、初心者の方が安心して始める投資は、個人的には一つしかないと思っています。

(※リンク執筆中:なぜ私が投資初心者には、最初に投資信託を激押しするのか?)

ただ、注意しなくてはならないのは、他の投資がおすすめできない、ということではないということ。それぞれメリットはあるのですが、投資を初めて行う人が選ぶべき投資ではない、ということです。

あくまでもこの記事は「これから投資をスタートする人」という観点からの記事だということ。

実際のところ、初心者が絶対に手を出してはいけない投資もあります。

本当にオススメしないので、気になる方はこちらの記事も合わせてお読みください。

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