覚悟はどうやって決めるのか?覚悟を決めるための4つのコツ

20代 男性
20代 男性

「覚悟を決めろ!」って上司から言われました。

どうやって覚悟を決めたらいいのか分かりません。

覚悟を決めるための、具体的な方法を教えてください。

こんにちは。あんどーです。

覚悟を決めるって確かに根性論にも見えますし、覚悟がある方が何事も真剣に取り組んでいるイメージがありますよね。

僕自身も、これまで何回も「覚悟が足りない!」と言われてきました。

このブログを書いている時にも、中学の頃のバレーボール部の先生から言われたことや、5年前くらいに「覚悟が足りない!」って中小企業の社長さんから言われたことを思い出しました。

言われた当時のことを思い出してみると、こんなこと言われて悔しいと思った反面、「いや、そりゃ覚悟を決めたいけど、どうすればいいの?」と言うのが率直な気持ちでした。

また、こうやって覚悟ができないことを思い出してみると、覚悟したいけどできないジレンマが生まれ、それが結構な悩みに繋がったりします。そのため、覚悟ができないと、かなり生きていくうえで辛く感じてしまうことが多かった気がします。

そこで、この記事では、

  • 何とか自分を変えたいと思っているから覚悟を決めたい方、
  • 覚悟を決めたいんだけど、どうすれば良いか分からない方

に向けた記事になっております。

それでは行きましょう!

アンドゥーさん
あんどーさん

覚悟が足りないと悩んでいる方に

この記事が覚悟できる手助けになればと思います。

覚悟ができない人は、選択肢が絞れない状態の人

僕は人から相談を受ける仕事をしていますので、仕事柄、沢山の人と会う仕事をしています。

その中で、「この人覚悟があってバリバリ結果を出すな。」と思う人がいる一方で、

「私は覚悟がありません。覚悟ってどうやって作るのでしょうか。」と言って仕事の結果が芳しくなく悩んでいる人もいます。

この違いは何で生じるのでしょうか。

例えば、「結婚する覚悟」ができないとき。

頭の中では、

と考えて迷っている人もいるかもしれません。

つまり、これは目の前の人以外にもさらにいい人がいるかもしれない、一人の方がいいかもしれない、と考えて悩んでいるため、「自分自身の選んだ道が不正解だったらどうしよう」という不安や恐怖があるということになります。

例えば、「転職の覚悟」ができないとき。

頭の中では、

と迷っているかもしれません。

つまり、転職をしても、今の環境の方がいいかもしれないと迷っているということになります。転職と今のままのどちらが良いかと決められない状態なのです。

人生は選択の連続です。自分の選択をより良い方向に進ませていくことが本質なのかもしれません。

そうなると、覚悟が無い状態とは、自分で選んだ道を正解にする、良くしていく、ということができない状態になっていることかもしれません。これが覚悟ができていない状態だと僕は考えています。

覚悟とは、今に集中すること

覚悟とは、自分自身で選んだ道を良くしていくということです。別の言い方をすると、自分で選んだ道に集中するということというように僕は考えています。

例えば、結婚をするという覚悟。

結婚する覚悟があるということは、目の前の人を選んで、一緒に進もうということですよね。

言い換えれば、他の選択肢を捨てて、自分が決めた相手と生きていくという覚悟を決めたということになります。そして覚悟の強さによって、もっと良くしていこうということになるのです。

例えば、転職をするという覚悟。

転職をするという覚悟は、今ある環境から別の環境に変化すると決めるということです。

言い換えれば、今いる会社のメリットやデメリットを手放して、自分が決めた他の会社で生きていくということを決めたということになります。

もちろん、転職してもよくなる保障はありません。つまり、ここでの覚悟とは、今の会社にいるという選択肢を捨てたわけです。

こうやって見ていくと、覚悟とは、自分自身で選んだ道を良くしていくということがしっくりくると思います。別の言い方をすると、自分で選んだ道に集中するということなのかもしれません。

アンドゥーさん
あんどーさん

確かに考えてみると、覚悟が決められない時って、

他の選択肢の方が良さそうだったり、安全だったりするときなんですよね。

では、覚悟をしやすくするためには、具体的にどのようにすればいいのでしょうか。

今回は、覚悟をしやすくなるコツを4つシェアしたいと思います。

覚悟を決めるコツ1:他の選択肢を一つ一つ消していく=諦める

覚悟とは、自分自身で選んだ道を良くしていく、ということです。別の言い方をすると、今の自分の選んだ道に集中する、ということでした。

そういう意味では、覚悟を決めるためには、他の選択肢を消していく、場合によっては諦める、ということが大切になってくるかもしれません。

選択肢を一つずつ消していくことで、残った選択肢に集中しやすくなります。

例えば、あるクライアントの方は、下記のようなことを考えて選択肢を整理していました。それは、「迷っている選択肢を仮にしたときに、未来が本当に変わるのか」を考えるという方法です。

この人は、女性職場特有のパワハラが原因で転職をしようと考えていたのですが、実際に転職をする際に、「今自分が辞めてしまったら、みんなに迷惑がかかるのではないか。」とか「他の人がパワハラのターゲットにならないか。」とか、「もっと給料が下がるのではないか」というような悩みがあり、中々踏み切れませんでした。

その際に、自分が考えている選択肢が本当にそうなのかを確認することにしました。

「みんなに迷惑がかかるかもしれない。」ということに対しては、自分が在職中に転職した人がいて、すぐに人が補充され特に問題ないことを経験していました。そのため、みんなにそこまで迷惑はかからない、ということが整理でき、選択肢から消えました。

「他の人がパワハラのターゲットにならないか」ということに対しても、ここは自分がコントロールできる範疇ではないということが分かりました。自分が悩むのではなく、会社の人事などに相談すべきだと思い、自分が心配する必要が無いということを整理し、選択肢から消すことができました。

もちろん、このように100%選択肢から消えることはないかもしれないですし、何かを諦めるのに躊躇するかもしれません。しかし、覚悟を決めやすくするためには、できるだけこうやって選択肢を少なくしていって、自分が覚悟しやすくする環境を作ることが大切なのです。

アンドゥーさん
あんどーさん

試験勉強でも、スマホを触るという選択肢を捨てている人は

そうでない人と比べて覚悟がありますよね。

覚悟を決めるコツ2:迷っている選択肢をしなかった場合、死ぬ前に後悔するかを考える。

これは、5段階欲求で有名なマズローの言葉からインスピレーションを受けて思ったことです。マズローによると、人は死ぬ前に「もっと○○しておけばよかった」という後悔が大きいとのことです。

つまり、言い換えると、人は後悔しないために生きているのかもしれません。

そのため、覚悟を鈍らせている選択肢をしなかった時に、死ぬ前に後悔しないか考えるというのもお勧めになります。

例えば、あんどーは、ちょっと時間をセーブしなきゃなー、と思いつつもスマホゲームのウマ娘を沢山やっていた時期がありました。でもあるときに覚悟を決めなきゃ、と思った時に、これを考えてみたのです。

このままウマ娘を辞めたときに「死ぬ前にもっとウマ娘をしておけば良かった・・・。」と後悔して死ぬかな、と考えたのです。

そうすると、答えは、「死ぬ前に、もっとウマ娘をしておけばよかった・・・とは思わないだろうな。」と思いました。これは、もちろん今まで沢山遊んできているから満たされているということも関係していると思います。

このように、今ある選択肢を選ばなかった時に、「もっと○○しておけばよかった」と思うかを調べることも、一つ選択肢を整理し消すための一つの方法になります。

もちろん、後悔すると思っても、「今」するかどうかは別かもしれません。「今」ではなく、「来年」に回してもいいと思うものもありますからね。「今すぐに本当にしないと後悔するのか」を考えるのは、ポイントかもしれませんね。

覚悟を決めるコツ3:年を取る

覚悟を決める3つ目のコツは、年を取るです。というのも、年を取ると、現実が見えてきて、他の選択肢を消去しやすくなるからです。

例えば、中学生の時は、プロ野球選手になるという選択肢を持つかもしれません。しかし、40歳になった時には自分の現実が見えているため、プロ野球選手になるという選択肢は除外されたりします。

つまり、年を取って色々な経験をしてくると、自分自身に対する理解が深まり、その結果、ある程度の自分で選択肢を決めていく覚悟ができてくるのかもしれません。

あんどーも10年前と今とを比べると、現実が見えてきている分、選択肢も絞られてきています。そして、その分、今、自分が選んだ道の覚悟が決まりやすくなっているなとは思います。

年を取る中で様々な経験を積むことで、自分自身を知ることになり、覚悟が決まりやすくなります。

覚悟を決めるコツ4:最低限の保険(=逃げ道)を持つ

自分がすべて失敗したとしても、最低限の保険(=逃げ道)があった方が、覚悟できる人が多いようです。

例えば、起業をして会社を辞めようと覚悟した人が、3か月分の生活費を貯めておけば、どうでしょうか。最悪起業に失敗して、転職活動をするようなことになった時のことを考えてみましょう。その時に、3か月分の生活費さえあれば、この3カ月の間に転職活動ができ、また普通に従業員として生活できるという保険ができるかもしれません。

例えば、今勤めている会社が好きで、この会社に定年まで勤めようと覚悟した人はどうでしょうか。最悪会社が倒産したときのために、今から本業にも役立つスキルが必要な副業をしたりするのも保険かもしれません。また、投資を始めてお金に余裕を持たせておこうと考えるのも保険かもしれません。

例えば、結婚することになり、会社を辞めることになった人はどうでしょうか。最悪、配偶者の会社が潰れたり、浮気や離婚をしたときのことを考えて、再度、就職しやすいように資格の取得するのも保険かもしれません。もしくは、自分が戻れる実家があったり、心が落ち着くまで自分を泊めてくれる友人こそが保険かもしれません。友人や家族に対して保険と言うのは失礼な気がしますが。

こうやって最低限の保険を持つことで、最悪な事が起きても「何とかなる」という心の余裕こそが、覚悟に繋がるのでしょう。

アンドゥーさん
あんどーさん

保険や逃げ道があると心の余裕ができますよね。

大学受験の時に、滑り止めがあるかどうかで

心の余裕が変わるのと似るかもですね。

心の余裕は、まずはお金の余裕から

以上、覚悟を決めるコツとして4つの方法を紹介してきました。

  • 他の選択肢を一つ一つ消していく
  • 死ぬ前に後悔するか考える
  • 年を取る
  • 最低限の保険(=逃げ道)を作り、心の余裕を作る

僕自身、色々なクライアントを見てきて、覚悟をする際に、特に大切になるのが心の余裕だと思っています。

そして、心の余裕は、経済的な安定やお金の余裕と特に関係が深そうです。心の余裕の有無で、仕事や家族関係も良好になるか、そうでなくなるかが変わったりします。

例えば、営業マンのことを考えてみましょう。心の余裕がある営業マンでしたら、お客様に対してもどうやったら満足のいくサービスを提供できるのかを考える余裕がありますし、家族や友人にもありのままの自分で接することができます。

一方で、心の余裕が無いと、そうはいきません。

お金に余裕が無い営業マンは、何とか売上を作りたいので、目の前のお客様に対して必要のない無駄な商品を売りたくなってしまうこともあるでしょう。また心の余裕がないことが原因でイライラして家族にあたることもあるかもしれません。ココロの余裕が無いと冷静な判断ができなくなるので、何とか人をコントロールしようとしてしまう傾向があります。

ですから、この心の余裕を作るためには、この経済的な余裕もとても大切だと思っています。

心の余裕(=経済的な安定やお金の余裕)が、覚悟を決めやすくするためのスタートになるかもしれませんね。

覚悟を決めるためには、まずは経済的な安定や余裕を整えていくのも、一つの手かもしれませんね。

まとめ

ということで、まとめると、

  • 覚悟とは、自分自身で選んだ道を良くしていく、ということ。別の言い方をすると、自分で選んだ道に集中するということ。
  • 覚悟ができない人は、他の選択肢が頭に浮かんでいるせいで、今の道だけを選べない状態。
  • 覚悟を決めるためには、他の選択肢を諦めたり、消去したりしていくことが大切。
  • 心の余裕(=逃げ道)を作ることで、覚悟が決まりやすくなる。
  • 心の余裕は、お金の余裕から。

ということですかね。

こうやって見てみると、覚悟を決めるということは、ただ単に気合と根性だけでは無いということが分かりましたね。

何かを諦めたり、一つ一つの選択肢を消していって、自分自身で選んだ道をよりよくしていく作業こそが、覚悟なのかもしれません。そして、そうやって覚悟を決めることで、自分で決めた道に集中していくのでしょう。

人生ってたくさんの選択肢を選んでいくことの連続ですから、うまく覚悟が決まりやすい環境を作るのが、人生を上手くいかせるための鍵になるかもしれませんね。

アンドゥーさん
あんどーさん

覚悟が決まっている人が周りに沢山いると、

自分の覚悟も決まりやすくなりますよね。

と言うわけで、本日も精進していきましょう。

あんどー。

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