こんにちは、安東です。
「お金持ちってなんでお金持ちなんですか?」
お金の専門家として僕がよく聞かれる質問なのですが、多くの人がお金持ちがお金を持っている理由を誤解しています。
今回はそんな、
- お金を増やすためにはいきなり投資をしなければいけないと思っている方
- お金を増やすための基本的な方法を知りたい方
に対して、「お金持ちはどうやってお金を増やしているのか」というテーマでお金の知識をシェアしていきます。
この記事を読むことで、「お金を使う前に一度考えられる」「お金を増やす習慣が身につく」あなたになるので、じっくり読んでみてください。
では、いきましょう!
お金持ちはどうやってお金を増やしている?

「お金持はどうやってお金を増やしていると思いますか?」
実は、僕が常に考えていたことなのですが、学生だった当時の僕は「株や不動産を持たなければお金持ちにはなれない」と思っていました。
そして、色々と調べていくうちに確かに株や不動産でお金を増やすことはできるけど、お金持ちはもっと根本的なところでお金を増やすための行動をしていることに気づきました。
それが、「お金持ちは資産にお金を使う」ということです。

この公式を理解するためには世の中には「資産と負債」と呼ばれるものがあるということを理解する必要があります。
資産と負債とは?
ではまず、資産の定義からみていきましょう。
資産とは、「持っていると、あなたのお金を増やしてくれるモノ」のことを指します。
ちなみにここでいう「モノ」とは、「モノ、人、お金、時間、やる気」などを意味しますが、詳しくは後ほど具体例を用いて説明します。
次に、負債の定義をみてみましょう。
負債とは、「持っていると、あなたのお金を減らしていくモノ」のことを指します。
何となくイメージはわくかもしれませんが、これだけではまだピンと来ないはずですから、こんな例はどうでしょうか!
資産の実例
はじめに資産について具体的に考えていきます。
勝負服のスーツ
あなたには勝負服はあるでしょうか。
僕は初めて会うお客様との商談時にはスーツを着て向かうことが多いです。
スーツを着ることで仕事モードに一気に切り替わるので仕事に対して集中することができます。
すると、「勝負服のスーツ(モノ)」は仕事に対する「やる気」を増やすことができる「資産」といえます。
一緒にいて楽しい友人・ライバルとの飲み会
一緒にいて楽しい友人との飲み会はどうでしょうか。
あなたは友人と一緒にいるだけで楽しい時間を過ごせるはずです。
また、ライバルとして負けたくないと思える存在も、あなたが勉強したり、仕事を頑張るうえで必要なやる気をくれる存在でしょう。
そのため、「一緒にいて楽しい友人やライバル(人)との飲み会」も「時間」や「やる気」を増やしてくれる「資産」です。
株式・不動産・貯金
例えば、あなたが株式を持っていたとします。
もし投資先の企業が上手くいけばあなたには配当金や値上り益が入るでしょう。
不動産に関しても、キャピタルゲインやインカムゲインが期待できますから収益が上がれば「資産」となります。
つまり、「株式や不動産(モノ)」を持っていることで「お金」が増えるので「資産」ということになります。
また、銀行口座に貯金をしているとします。
すると、わずかではありますが利子が入ってきます。
これはあなたの「貯金(お金)」が「お金」を増やしているので「資産」といえるでしょう。
高度な技術を身につけるための学習環境
仮にあなたのお子さんがお医者さんで、日本で一人しかできない手術の技術を持っていたとします。
お子さんがお医者さんになるためには、医学部に入るために予備校へ通わせて効果的な勉強の時間を確保する必要があったかもしれません。
また、大学に入ってからもやる気を持続させて勉強に励む必要があるため、それを可能にするためにも経済的な支援が必要だったはずです。
そうやって今まで苦労をして身につけた技術が、自分自身の希少価値を高め、結果的に患者さんが集まったり、お給料が良くなったりします。
つまり、「高度な技術を身につけるための学習環境(時間・やる気)」に対する投資も、結果的に信頼や価値を高めることになり、「人」や「お金」を増やしてくれるので「資産」ということになるわけです。
負債の実例
次に負債について具体的に考えていきましょう。
使っていないのに年会費を払っているジムの会員カード
皆さんは全く通っていないのにジムの年会費だけ払っていたなんていうケースはありませんか?
ちなみに、僕は3回くらいしか通っていなかったジムの年会費を払い続けていたなんてことがあります。
通っているならまだしも気づいたらお金だけ払っていたなんてことになっていたらもったいないですよね。
そう考えると、「使っていないのに年会費を払っているジムの会員カード(モノ)」は「お金」を奪っているので「負債」ということになります。
ただし、キチンと通っていて健康維持に役立てている人にとっては「資産」と言えますし、安東もぜひ見習いたいです。
愚痴ばかりの飲み会を開く友人
あなたの周りに毎回愚痴ばかりになるのにわざわざ無駄な飲み会を開く友人はいないでしょうか。
かくいう僕も、昔は愚痴ばかりのダラダラ飲み会をついつい開いてしまっていました(当時の友人には申し訳ないですが)。
気をつけないと「愚痴ばかりの飲み会を開く友人(人)」が「時間」や「やる気」などを奪ってしまっているかもしれませんね(自戒を込めて)。
借金・ローン
例えば、あなたに借金があったとします。
するとあなたは毎月一定額を返済しなくてはいけません。
また、元本だけでなく利子も支払う必要があります。
お金が減るのはもちろんのこと、返済のプレッシャーでやる気が落ちてしまう方もいるでしょう。
「借金・ローン(お金)」は、「お金」や「やる気」を奪うことになるので「負債」ということになります。
慣習で続く会議・ぐうたらな態度の人への給料(経営者目線)
学校や会社で何のためにやっているか分からないけど「今までやってきたから」という理由だけで続いている会議や勉強会はありませんか。
僕も会議をすることがありますが、ついつい中だるみしてしまって余計な時間を使ってしまうことがあります。
また、あからさまにぐうたらな態度をとっている人が一人でも社内にいると、それが周りに波及して同僚までやる気がなくなるということがあります。
もしあなたが経営者としてお給料を払っている立場だったら、「慣習で続く会議(時間)」や「あからさまにぐうたらな態度(やる気)の人」は知らぬ間に周りの「時間」や「やる気」を奪っている「負債」になっているかもしれません。
お金持ちは資産にお金を使っている

ここまでの話の中で、世の中には「資産と負債」と呼ばれるものがあるということは理解できたかと思います。
では、今回のテーマである「お金持ちはどうやってお金を増やしているのか」という問いに対してあなたはどう答えますか?
答えは「お金持ちは資産にお金を使っている」ということになります。
つまり、あなたもお金持ちになりたければ、今お金を使おうとしているモノが、自分にとって「資産」になるのか「負債」になるのかを考えてからお金を使うことが大切です。
将来を見据えてお金の使い方を考えよう

資産にお金を使うことの大切さは理解できたかと思いますが、お金の知識を得た今のあなたは次のうちどちらの行動を選びたいですか?
Aさん:今日から貯金・今日から勉強
Aさんは、資産にお金を使うことが大切だと知ってから、無駄なお金を使わないように先取りで貯金をして余ったお金で生活するなど工夫をしました。
また、将来に向けて、お互いやる気になる気の合う仲間と一緒に週に一度の勉強会を開くことにしました。
Bさん:いつか貯金・いつか勉強
Bさんは、資産にお金を使うことが大切だと知ってから、「やらなきゃ」と思いつつも使いたいだけ使って余った分を貯金しようとして結局お金が無くなっていました。
また、将来のために勉強しなければいけないと思いながらも、ついついダラダラと時間を過ごしていました(ちなみに安東も長らくこちら側でした)。
あなたなら資産・負債どちらにお金を使いますか?
もちろん、Aさんのようにすぐに行動できるのは理想ですが、いきなり今までの生活を変えるのはとても気合いが必要になります。
そして、気合いで乗り切ろうとするとプレッシャーがかかり、上手くいかないことが多いのでまずは自分ができそうなことから取り組んでみてはいかがでしょうか。
僕も今では偉そうに言っていますが、最初のうちはついついお金を使ってしまったり、ダラダラ時間を過ごしてしまっていました。
ぜひ、自分を追い込み過ぎずにできることから始めてみてください。
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